二日目はソワレのみ。静香版の初日です。おかげさまでいい感じです。終演後、27日の稽古について俳優たちに話す。静香版、あと1ステだからこそ、試したいことがあるということを納得してもらうために言葉を尽くす。一度創り上げた結果に間違いはない。間違いはないが、正解もない。そこが芝居の面白いところだ。一生一緒にやっていく俳優と組むときには、一つの公演の成功だけでなく、その俳優の引き出しが増えるかどうか、我々自身の蓄積になるかどうかを考えるべきだと思っている。
写真は開演前挨拶中の唯くん。賛否両論の前説に、終演後駄目だしをする。役者へのノートより長い(笑)。面白いのは構いません、とにかく長過ぎないように。物まねは禁止。さすがに、前説で開演が押すのは前代未聞。なんというか、ま、ひとつの吉田伝説誕生。(千夏)